お見合い決定! お相手は・・・・

背高のっぽさん!


そう、あの散々なパーティの後、相談所に行ってみたら、



なんと なななな なんと

 

あの背高のっぽさんからお見合いの申し込みが・・・・

やったぁ!ヽ(≧▽≦)/

しかし・・・
あのパーティ以来、本性を現し始めた
アドバイザーA

そして姿を現した

アドバイザーB


アドバイザーA「ころさん(背高のっぽさん)とのお見合いは承知致しました。それとは別に是非お見合いして頂きたい方がいるんですよ。」


たま「はっ!?」
アドバイザーA「この方。Cさん。覚えてらっしゃいます?フリータイムでお話して頂いた5人の中の1人で、たまさんと同じ銀行員の方。この方パーティの前からたまさんに申し込みされてて、それはもう熱心に言っておられるので。」

たま「あの、私はころさんとお見合いしたいんですが・・・」


アドバイザーAは後ろを向き、誰かに手で合図を送る。

こちらに向かって年輩だがとても綺麗で上品な女性がやって来る。

アドバイザーB「はじめまして。私、CさんのアドバイザーをしておりますBと申します。たまさん、是非Cさんと会って頂けません?Cさん、ほんっとうに熱心で、私もなんとかしてCさんの望みを叶えてあげたくて・・・会うだけでもいいんです。」

女性として、たまより何もかもが数段上な方からこのように言われると断りづらい・・・・

アドバイザーA「たまさん、私どもは、たくさんの方に会ってその中から決めることをお勧めします。入会したての頃はたくさん申し込みがきますが、時間が経つと徐々に減ってきます。今がチャンスなんですよ。

ドバイザーB「お見合い後交際を始めるにしたって、なにも一人に絞らなくても、相手のことがまだよくわからないうちは掛け持ちしていいんですよ。その辺は私達がしっかりサポート致します。」

耳を疑ってしまう。こんな美しく上品な方から、こんな言葉が出ようとは・・・・

掛け持ち・・・?なんだかあっけにとられてしまう・・・・

サポートって・・・・・?

こんな裏マニュアルがあるんだ・・・・

アドバイザー同士、時には成婚率(業績)を競い合うライバル、そして利害関係が一致すれば手を組む。

成婚率を上げよとアドバイザーの尻を叩く相談所所長、あの手この手で会員たちを操るアドバイザーたち、それに翻弄されつつもよりよい結婚相手をさがし続ける会員の男女、そう、ここは結婚相談所という名の・・・

サバイバル


「わかりました。」

とりあえずアドバイザーたちを敵に回すのは得策でないと悟ったたまは承知する。

そして次回、たまは街中(まちなか)を疾走。 アドバイザーAそしてアドバイザーBの面の皮の厚さに唖然とすることとなる・・・・・